人員構成 | 診療放射線技師 1名 |
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放射線科では、患者さんの主訴・疾患に応じて、適切な画像検査を行っています。
マルチスライスCTを導入し、より診断性能の高い画像を抽出し、さらには薄いスライスで撮影されたデータを再構成することにより任意の面での断層画像や3D(立体)画像を得ることもできます。またネットワーク経由で放射線科専門医が読影を行う、遠隔画像診断システムを構築し的確な診断をサポートします。
一般撮影(エックス線撮影)装置 | 島津製作所製 RadSpeedPro(UD-150-40E) |
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回診用エックス線撮影装置 | 島津製作所製 MobileArtⅡ Mux100 |
画像処理装置 | 富士メディカル社 CR Speedia CS |
エックス線CT撮影装置 | GEヘルスケアジャパン社製 GE Brivo CT385 |
医用画像管理システム | 富士メディカル社 Synapse Min-X |
胸やお腹、全身の骨などの写真をX線を用いて撮影する一般的にレントゲン撮影と呼ばれるものです。胸のX線撮影は、立位撮影を基本としていますが、患者さんの状態によっては、ベッドやストレッチャー、車椅子を利用された状態で撮影いたします。
骨のX線撮影において、詳しく検査するために同じ部位を多方向から撮影したり、力を加えながら撮影する場合もあります。
当院では画像処理装置 (CR:Computed radiography)を導入し、目的に応じた診断性能の高い画像処理を行うとともに放射線による被ばく線量の低減に努めています。
検査上の注意点としましては、撮影範囲内の金属類やボタン、ホック、湿布、カイロなど、診断をする上で影響がでると思われるものは、検査前にはずしていただくことがあります。
CT(Computed Tomography) は、コンピュータ解析による断層X線写真のことです。
人体に多数の方向からX線を照射し、体の断面を画像化する装置です。
マルチスライスCTでは、検出器が複数個で構成されていますので、一度のスキャンで複数枚の断層画像を撮影することができ、より細かな立体画像も得ることが可能になりました。
当院では、新築移転時にPACSを導入し、従来のフィルム運用からフィルムレスへ移行いたしました。CT、CRなどの放射線医用画像をデジタルデータとしてネットワーク上(画像サーバー)で効率よく管理し、管理されている画像は、院内の外来診察室や病棟の各所に配置した画像端末から閲覧することが可能になりました。
また、PACSのネットワーク化によって、当院で撮影したCT画像等を放射線専門医と「オンラインで結び読影を依頼し、読影レポートにて回答」の遠隔診断も昨年9月から行っております。
専門医による画像診断のため、正確でしかも質の高い所見が治療に生かされることになります。
CRを導入し、被ばく線量の低減に努めています。CTにおいても、被ばく線量低減ソフトを使用し、撮影条件の検討をしています。
医療機器のメンテナンス及び精度管理が我々技師の使命であります。日々の点検を怠らず、患者さんの安全を第一に考えています。
お待たせしないことをモットーに日々取り組んでいます。